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スケソウダラの寿命は最長20年

スケトウダラ[介党鱈]
学名: Theragra chalcogramma
分類: 硬骨魚網タラ目タラ科
大きさ: 体長約60cm
分布: 本州北部以北、北太平洋
水産資源として欠かせない存在で、大量捕獲されて、魚体はすり身・干物に、卵巣はたらこ・明太子に加工される。別名スケソウダラ(介宗鱈)。
スケトウダラ

 スケソウダラの平均寿命は13〜14年といわれ、長生きする魚です。特にベーリング海は高齢なスケソウダラが多い海域で、ここでは20年を超えるものもいるといわれています。漁業関係者はよく個体の大きさによって年齢を判断することがありますが、魚類は多くの場合、頭の中にある“耳石”という石灰質の固まりで判断します。この耳石は層をなして形成され、その断面には木の年輪のような模様があります。模様のできる原理も木の年輪と同じで、季節のサイクルによって形成されるため、その輪の数によって正確な年齢を知ることができます。

 孵化したばかりの稚魚の体長は僅か4ミリほど、0〜1歳までの稚魚〜幼魚期は過酷な生存競争にさらされ、それを生き抜いた個体は3歳になる頃には体長が38〜39センチにまで成長し。ここでようやく繁殖行動ができる成魚となります。6歳になる頃には体長も45センチ前後となりますが、これ以降は成長速度が落ち、10歳までは年1センチほどの成長に留まります。10歳を超えると更に成長速度が落ち、年に数ミリ伸びるか伸びないかであり、ある体長になると成長は止まり、ほとんど伸びなくなります。

 15歳を超えた老齢魚も繁殖活動を行いますが、その個体から産卵された卵は大きさも小さく生命力も弱いため、生存競争を生き残る可能性は著しく低下し、子孫に結びつくことができるかといえば疑問です。しかしそういった個体の存在があって、海の生態系は均衡を保たれているといえるでしょう。

水産大学校名誉教授 農学博士 田川 昭治

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